配属に不満を持つ新入社員が今後やるべき意外なこととは?

現役メーカー人事のハルダディ(@haru_dadd)です!

新入社員の皆さんは、毎年5・6月頃になると集合研修を終え各部署に配属されていきます。

初任配属が発表される前で不安な方、自分の希望通りにならなくてがっかりしている方がいるのではないでしょうか?

でも大丈夫です。

今回は丸7年人事をやってきて、新人の受け入れや中途採用の経験、そして全く希望してない配属先になった自分の経験から、こんな考え方もあるよということを伝えたいと思います。

新入社員の配属には不満がつきもの

まず、そもそも配属とは理不尽なものということを認識してください。

どういうことかというと、配属に関わる三者として「新入社員・人事・配属先」があり、それぞれが皆最適な配属になれば良いと思っていますが、上手くいくこと自体がレアケースということです。

ではなぜうまくいかないのか。それは、お互いがお互いのことを完全に理解するのは不可能だからです。

新入社員は、イメージでしか企業や配属先を選べません。

人事は、新入社員の全てを理解するのは不可能です。

そして配属先は、仕事内容の全てを伝えることはできません。そして配属枠があります。仕事の面白さなどすぐにわかる場合もあればわからないこともありますよね。

人と仕事は無限の可能性がある。

だから理不尽なほどに人と仕事のマッチングは難しいのです。

人事の人間として言い訳をするつもりはありません。

今回は、皆さんのキャリアのスタートをより良いものとするために、私自身最も希望しない部署へ配属された経験者として「現実」の捉え方を紹介したいのです。

配属が不満な新入社員へ朗報〜人口減少社会について

さて話が少し変わりますが、現在の労働市場に目を向けてみましょう。

数十年前から言われていることですが、少子高齢化という言葉を聞いたことがありますよね。

少子高齢化の影響により、現在の労働市場では生産労働人口の減少が問題となっています。

これから自分のキャリアを考える上で、これが大事なキーワードとなりますので覚えておいてください。

生産労働人口って?

16歳〜64歳までの、多くの企業でいわゆる労働者として雇われている年齢の人口のこと。

近年では中学卒業後すぐに働く人は少なく、大卒・大学院卒も増えているため若年層の年齢は上がりつつある。

配属に不満がある新入社員はどうすれば良いか?

そろそろ本題に入りましょう。

希望の部署に配属されなかった人、そして希望が叶わなかったらどうしようと考えている人には是非知っておいてほしいことです。

まず、人不足の世の中ですから、ハッキリ言って転職は簡単です。

え…じゃあさっさと転職したらいーじゃん。

なんて思った方、流石にそこまで甘くありません。

ただし、「希望が叶わなかったときに、どんな会社でも良いから希望の職種を募集している会社に転職するだけなら」という条件付きです。

もしあなたが今大企業の新入社員で、今後も大企業で働きたいと思っているなら、今のままでは現職より条件の良い企業には転職できないと思ってください。

先ほど説明した生産年齢人口の減少によって、誰でも良いから未経験者をバンバン入れるという超繁忙企業はたくさんあるという意味で転職は簡単なんですが、ちゃんと育成してくれる会社はごく僅かでしょう。

今あなたが希望の部署に配属されなかったからといって今の会社を飛び出そうとすると次のような結果になるでしょう。

未熟のまま転職活動→同水準の転職先は見つからない(良くて第二新卒で異業界)→無理矢理転職→ブラック企業?安い給料で買い叩かれる?

それじゃあ腐ったまま今の会社に残ったとすればどうでしょう?

やる気がない→評価されない→昇進できない→給料低いまま

異動希望を出したとしても、そんなやる気のない能力の低いヤツは貰い手が現れません。

このように考えると、希望の部署ではないけれど、今頑張るしかないのです。

じゃあ、希望を叶えるためにはどう頑張ったら良いのか?

一言でまとめると、

「自分の市場価値を高める」

私は、これに尽きると考えています。

もう少し具体的に言えば、中途採用市場で引っ張りだこになるような経験、技術、スキルなどを身につけることです。

でも、希望の部署じゃないのにそこで一流になってしまったら、それこそやりたい職種につけなくなってしまうんじゃないの?と思われるかもしれませんね。

中途採用市場で、と言いましたが、決して転職をすすめているのではなく、せっかく頑張って就活を乗り越え入社したのだから、あくまで今の会社でやりたいことをやる方法にフォーカスします。

配属に不満なら自分の市場価値を高めよう

具体的な市場価値の高め方について説明します。

その方法とは、自部門において自分の求められていることを理解し、最大の成果を上げる努力をするとともに、どこの会社でも通用するスキルは何か考え、身につけることです。

そして、肝心のどこでも通用するスキルとは次の2つです。

どこの会社でも通用するスキル

①改善能力

②コミュニケーション能力

これだけ?と思った方、この2つの能力を侮るなかれ。

この2つの能力は一朝一夕に身につくものではありませんし、逆に身につければ最強の武器となります。

ではその理由を説明していきましょう。

改善能力について

まずは改善能力について。

業務改善とは、これまでのやり方を変えてより効率的に高い成果を上げることです。

これまでのやり方を変えるということは、関係者を説得する必要があります。

変えることによる影響が及ぶ範囲はどれくらいか。変えることによる悪影響はないのか。

業務プロセスやその関係者を完全に理解し、関係者に納得してもらう必要があります。

そして、説得するには論理的な説明だけでは足りません。

「アイツが言うなら」と感情を動かせるだけの信頼を得なければ、説得はできません。

そして、関係者を説得できるだけの信頼を得るには、その業務での実績が必要です。

つまり、改善能力をつけることで、信頼と説得力を示すことになります。

この信頼と説得力こそが、どんな会社でも必要とされている重要な力。

だから改善能力が重要なのです。

また、業務の種類や始めてから成果を出すための期間が異なりますが、一通り自分で回せるようになるだけの期間が必要です。

そのため、希望でなくともどうしても今の職場で一定期間頑張る必要があるのです。

コミュニケーション能力について

次のコミュニケーション能力という言葉は、就活中からイヤになる程聞いていることでしょう。

実際、それだけ仕事をする上で大切なことなのです。

でもコミュニケーション能力の有る無しは、そもそも能力の定義がハッキリしないし、なんだか主観的に判断されている気がしてモヤモヤしますよね。

ですからまずは、職場におけるコミュニケーション能力を定義します。

学生時代であれば「話が面白い」とか「場を盛り上げる」といった能力をいわゆるコミュ力と呼んでいたと思います。

しかし、仕事におけるコミュ力は次のように定義します。

自分の仕事を成果に変えるために、他の誰かに繋ぐ能力のこと。

仕事において「能力」というのは、成果を上げる力でなければなりません。

この前提を踏まえると、コミュニケーション能力はただ話ができる能力ではなく、成果を上げるために話ができる必要があります。

一つ一つの仕事に高い専門性が求められる時代、分業化が進んで一人では成果を上げることはできないため、チームで仕事をします。

すると、成果物がエンドユーザーにわたるまで、関係者がそれぞれ自身の仕事を渡していくことになります。

そこで求められるのは、相手が求めることを理解し提供できる力です。

お互い黙っていては求めていることを理解できませんから、コミュニケーションが必須になりますよね。

だから、コミュニケーション能力が必要なのです。

おわりに~2つの能力を身につけた先に~

以上、これら2つの能力がが身につけば、どんな会社でも活躍できる人材になっています。

そして、当然自分の職場でも評価されているはず。

それは、会社に必要な人材ということですよね。

こうなったらしめたモノです。会社はあなたを社外に流出、つまり転職させたくありません。

ここで必殺「異動願い」を出しましょう。

会社としてはこの異動願いが叶わなければ転職してしまうかもしれない、という不安を抱きます。

上司としては、優秀な部下が異動してしまうのは戦力ダウンになるため苦しいですが、社外に流出させてしまうのはもっと苦しいことです。

ここまでくれば、きっとあなたの異動希望は叶うはず。

そして、今回紹介した2つの能力はどこの会社のどの部門でも役に立つ能力ですから、新しい部署でもすぐに成果を上げられることでしょう。

そして最後に、忘れないでほしいのは業務の引き継ぎです。

せっかく評価されて異動が叶ったのに、次の担当者を困らせてしまってはもったいないです。

あなたが残した成果を次に繋げておけばさらに信頼は高まり、新たな職場で困ったときに元の部署からのサポートを受けられます。

具体的な引き継ぎ資料の作り方は別の記事で紹介していますので、是非参考にしてくださいね。

引き継ぎ資料の作り方は?後任者が困らない必要な情報を紹介!

2018.03.12