「精神的に辛い」という理由で仕事を休むのは甘え?答えは「今すぐ休め」

現役メーカー人事のハルダディです。

「仕事がつらい」

「朝起きられない」

「会社に行きたくない、辞めたい」

「死にたい」

そんな考えが頭に浮かんだら要注意。

体が悲鳴をあげて、脳に助けを求めています。

こんなふうに精神的に辛くなり、仕事を休みたくなったときは、今すぐ上司に相談して休みましょう。

「そんなこと言われても、人手不足だから周りに迷惑がかかるし…」

と思ったあなた、今すぐ休まないと後悔することになります。

これは脅しじゃなくて、私は人事担当として様々な職場・人を見てきましたが、精神的に仕事が辛いと思ったら、人手不足なんて気にせず休まなければならないと考えています。

この記事ではその理由と、それでも休めない場合どうすれば良いか、考えていきます。

人手不足で休めないと思っても、絶対に仕事は回る

人事として仕事をする中で、誰かがメンタル不調などで休む状況、突然転職したいといって会社を辞めて人手不足に陥る部門をいくつも見てきました。

その経験上、会社を辞めたくても休みたくても言い出しにくいと思っているあなたには「あなたがいなくなっても仕事は回るから大丈夫」と言いたい。

決してあなたが不要、能力が無いと言ってるわけではありません。

むしろ、未来を失わないために、またできるだけ早く復活するために休めと言っているんです。

怖いのは、誰かに迷惑をかけることでも、仕事が回らなくなることでもありません。

辛い仕事を続けてメンタル不調になると復帰が困難に

最も怖いのは、無理に辛い仕事を続けてうつ病などメンタルダウンに陥って、その後立ち直れなくなってしまうことです。

うつ病になり休暇を取得した大企業の社員のうち、5年以内に再発して休暇を再取得した人は47.1%に昇る--。

これは厚生労働省研究班の調査によるもので、復職後1年以内の休暇再取得割合は28.3%、2年以内で37.7%だそうだ。

「うつ病は繰り返す」と言われるがうなずける実態だ。

厚労省の別の統計によると、メンタルヘルス不調による休業者がいる事業所のうち、「復帰したものがいる」事業所は全体の51.1%とされている。こちらは事業所数のため、単純に比較はできないが、やはり現状、うつ病は繰り返されると言わざるを得ない。

(引用元:ZUU online 2017/02/01 復職成功率わずか2割。なぜ「うつ病」は繰り返されるのか written by 藤田大介)

相談しても休ませてもらえない会社なら、さっさと見限ってすぐにでも転職活動をスタートすべきです。

なぜこんなことを強く勧めるかというと、今後、誰かがメンタルや育児休んでも仕事を回す体制が整っている会社、あえて簡単に言い換えると「働きやすい職場」でなければ淘汰されていく時代だからです。

その理由は次で説明します。

生産年齢人口の減少

これからはどんどん働ける年齢の人が減っていく時代です。

総務省の調査では、日本の生産年齢人口は2060年には2010年比で45.9%減少すると予測されています。

生産年齢人口とは

生産活動の中心となる15〜64歳までの人口(デジタル大辞泉)

制度が変わらない限り職場の人がどんどん減っていくということです。今の職場の人数の半数近くまで減るってことです。

つまり、今と同じ仕事のやり方では絶対に今と同じ、もしくはそれ以上の成果を上げることができなくなるということです。

だから、既にサービス残業やら長時間残業をさせているような企業に成長はあり得ないんです。

成長しない企業に未来はないことは歴史的にも明白。

将来、生産年齢人口が減る中で、成長を可能にする方法は、一人一人の生産性を高める努力をすること以外にありません。

生産性が高まり、1人が2人、3人分の成果を上げることができるなら、例え労働人口が減少しても成長を続けることができます。

1人で2人、3人分の成果を上げていれば、今の生産年齢人口なら誰かが休まざるを得ない状態になっても、全く問題ない体制ですよね。

ここで言いたいのは「現時点で、誰かが少しでも休んだら仕事が回らないなんて言ってる会社に残っても、そのうち潰れちゃいますよ!」ってことです。

それなら今のうちに転職活動を始めた方が良いですよね。

転職のハードルが下がる時代へ

まだ生産年齢人口減少の影響は体感するほどではありませんが、業績が回復した大手企業では、現在中途採用による人員補充を積極的に行っています。

中途採用担当の経験から、10年程度の経験の方は内定2社程度を持っているのが当たり前になっています。

3〜5年の経験でも1社は内定を取れます。

調べてみると転職求人倍率はリクルートでは1.90倍、DODAでは2.36倍です。統計的にも正しいみたいです。

こんなに転職しやすい状況にあるんだから、月間80時間以上残業するような職場で働く人は、よっぽどのドMでない限り働きやすい職場に移りたいと思うでしょう。

今や「転職したい!」そう思ったらすぐに転職は叶う状況なんです。

入社3年程度で一つでも自信のあるスキルや経験を持っていれば転職準備は完了です。

あとは自分の経歴にマッチする企業に出会えるどうかです。

ただし、一歩を踏み出さなければ何も起きません。

ここまで説明した理由を知ったら、今いる企業で休むことが許されなければさっさと辞めてしまうべきだということが理解できますよね。

転職活動をしたいけど休めない場合はどうすればよいか

転職活動したいのは山々だけど、活動する時間もないよ・・・

こんな悩みを持つ方は多いのではないでしょうか?

会社に迷惑をかけたくないという気持ちは分かりますので、できる限り休む日数を減らして効率的に転職活動をするポイントを説明します。

効率的に転職活動を行う手順

①信頼出来るエージェントを見つける

②経験がマッチする求人だけに応募する

③選考回数が少ない求人に応募する

④面接日は1日にまとめる

⑤退職交渉時は「決まりましたので」の一点張りにせよ

①信頼出来るエージェントを見つける

まずは信頼出来るエージェントを見つけましょう。

信頼出来るエージェントとは、求人よく理解しているエージェントです。

とにかく求人を詳しく説明してくれるエージェントを探すことにしましょう。

まずは多くの転職エージェントに登録して複数のエージェントにあたり、求人について質問しまくってください。

エージェント変更も申し出ることは可能ですので、効率的に転職活動するためにもここは手を抜かないようにしてください。

②経験がマッチする求人だけに応募する

求人について詳しく知れば、自分の経験がマッチする求人が分かります。

企業としては即戦力人材が応募してくればすぐに会いたいと言ってきますし、日程調整や給料などの労働条件面でも有利に立てる可能性が高くなります。

③選考回数が少ない求人に応募する

効率的に転職するには選考回数が少ない方が良いことは明らかですね。

選考回数は担当エージェントに聞けばすぐに分かりますので、遠慮無く聞いてみましょう。

④面接日は1日にまとめる

休みをとれないのであれば、可能な限り1日に面接を押し込んでください。

このときにも経験がマッチする求人に応募しているかどうかが効いてきます。

また、土日にも面接をしてくれる企業も増えているので、お願いしてみるに越したことはありません。

⑤退職交渉時は「決まりましたので」の一点張りにせよ

最後に、内定を獲得したら現職との退職交渉です。

精神的に辛い職場の上司ほど脅しに近い言葉で攻めてきます。

精神的に潰そうとしてくる言葉に対して耳を貸す必要はありません。

とにかく「決まりました」の一点張りで切り抜けてください。

それでも法的措置をとるなどと言われた場合には労働基準監督署に相談しましょう。

精神的に仕事が辛いと思ったらメンタル不調に陥る前に行動せよ

この記事を最後まで読んでいただいた方のうち、まだ迷っている方、なぜ迷っているのですか?

「辞めるのは相談してからにしよう」と思ったからですか?

それとも、「やっぱり言い出しにくい」なんて理由で迷っているのではないですか?

後者のように、理由もなく迷っている方は本当に危険です。

既に思考停止に陥り、メンタル不調の入り口に立っているかもしれません。

このままでは本当にうつ病などのメンタル不調に陥る危険性があります。

何度も言いますが、一度メンタル不調に陥ってしまったら数ヶ月単位で休まざるを得なくなりますし、メンタル不調って再発の可能性が高いんです。

このことは、人事担当なら周知の事実です。

なんとか復帰して転職しようとしても、履歴書に休職期間があれば応募先の人事は気にしますので、圧倒的不利になってしまいます。

人不足で困っているのにメンタル不調経験者を採用したいとは思わないですよね?

つまり、一度メンタル不調に陥ってしまうともう遅いんです。

それでも採用したい技術やスキルを持っていれば別ですが。

もう一度言います。自分の人生、家族の人生大切なものを失う前に行動してください。

そして、皆さん一人一人が働きやすい職場を目指して行動することで、必ず社会は変わっていくと思うんです。

少しでも転職を考えている方へ

今すぐ行動したいと思った方、転職活動は想像よりもずっと簡単に始めることができます。

私は企業の人事担当として、何人もの中途入社者を受け入れてきました。

一歩踏み出したことで、月の残業80時間という状況を脱したり、100万近く年収を上げた方も知っています。

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2017.09.02

他にも本ブログでは、企業目線で転職活動の役に立つ情報を発信していますので、活用いただけたら嬉しく思います。

陰ながら皆さんの転職活動を応援しています。