初めてでも失敗しない!結婚式の友人代表スピーチの考え方や本番で緊張しないコツを紹介

現役メーカー人事のハルダディ(@haru_dadd)です!

社会人なり、30代前後になると結婚式で友人代表スピーチの依頼を受けることがありますよね。

私も先日、人生で初めて友人代表スピーチを頼まれました。

初めてで何を話したら良いか分からないし、人前で話すのは苦手なので、どうしたら結婚式に相応しい内容、かつ上手く話せるか、かなり時間をかけて考えて練習して臨みました。

手前味噌ですが、結果として新郎づてに親族の方から「上手だった」とお褒めの言葉をいただけました。

私と同じように初めてスピーチを頼まれ悩んでいる方もいるのではないかと思い、ノウハウをまとめてみました。

友人代表スピーチに適した時間

友人代表スピーチの時間は3分を目安にしましょう。

ネットで検索すると「3分を超えると長く感じる」などという理由が書かれていますが、私が考えるのは、3分は話し手にとって最も適した時間と考えるためです。

1分で話せるのは300字程度と言われており、3分では900字程度となります。

おそらく緊張してうまく話せなくなることを考慮すると1分200〜250字くらいになると思います。

私自身実際に書いた原稿は800字程度で、話し下手な自分でも工夫と練習で原稿を見ずに話すことができました。

友人代表スピーチの流れ

スピーチは以下の5点に沿って考えると検討しやすいので、試してみてください。

結婚式の友人代表スピーチを考える手順
  1. 自己紹介・新郎/新婦との関係
  2. お祝いの言葉
  3. 新郎/新婦の人柄をあらわすエピソード
  4. 人柄から想像できる夫婦の明るい将来
  5. お礼の言葉

①自己紹介・新郎/新婦との関係

基本的には司会から紹介がありますが、歓談中なので、あくまで会場に対して「今からスピーチ始まりますよー」という合図程度ですから、出席者はあまり聴いていません。

そのため、改めて自己紹介と新郎/新婦との関係を伝えましょう。

②お祝いの言葉

当たり前ですが、結婚式に出席する目的は新郎新婦をお祝いすることですよね。

ですからまずは友人を代表してお祝いの言葉を述べましょう。

私は新郎新婦を立てるエピソードをうまく話すより、心を込めてお祝いすることが大切だと思いますので、お祝いの言葉だけは忘れないようにしましょう。

①②は合わせて話した方がまとまりますので、友人代表スピーチの切り出しの一例として紹介します。

一例

ただいまご紹介に預かりました、○○と申します。

まずは太郎さん、花子さん、ご結婚おめでとうございます。

また、ご両家の皆さま、この場にお越しの皆さまにおかれましても、心よりお祝い申し上げます。

太郎さんと私は、学生時代学祭実行委員のメンバーとして活動しました。

この度友人代表スピーチをお任せ頂きましたので、太郎さんの人柄をあらわすエピソードを紹介したいと思います。

③新郎/新婦の人柄をあらわすエピソード

これまで新郎/新婦との関わりの中で最もあなたの心に残っていて、かつ新郎/新婦の良き人柄をあらわすエピソード簡単に紹介しましょう。

ここは説明が長くなりがちなので、細かい状況説明などは省略して初めて聴く人にわかりやすい表現にしましょう。

一例

ちょうど10年前に開催された学祭の話ですが、太郎さんは学祭の協賛を募るために大学周辺の飲食店回りをしました。

初めて回ると、大抵は断られてしまうのですが、太郎さんは不思議と飲食店のの店長と仲良くなって帰ってきていました。

今になってその理由を考えてみると3つのことに気がつきました。

1つ目、明るい笑顔です。この明るい笑顔をみると誰でも心を許してしまうのです。

2つ目にトーク力です。太郎さんはさまざまな分野の知識をもっているので、話題が尽きません。そのおかげで上の世代の方々とも関係を構築することができたのでしょう。

そして3つ目に誠実さ。飲食店の店長さん方との繋がりは私たちが卒業するまで続きました。それは太郎さんの誠実さによって信頼を得ることができたからでしょう。

④人柄から想像できる夫婦の明るい将来

③で紹介した人柄から、夫婦の明るい将来が想像できることを話しましょう。

一例

ただいまご紹介したエピソードの通り、太郎さんのお人柄であれば、どんな時でも周囲の方々が味方になり、どんな困難でも乗り越えて幸せな家庭を築かれることと思います。

⑤お礼の言葉

最後に、歓談を止めて聴いてくれた出席者にお礼の言葉を述べて締めくくれば最後にダラダラと間延びした印象はなくなります。

一例

少し長くなりましたが、親友の結婚をこのような形でお祝いできること、感謝申し上げ、友人代表スピーチとさせていただきます。

以上です、ご静聴ありがとうございました。

言ってはいけない!忌み言葉

冠婚葬祭では言ってはいけない忌み言葉と呼ばれるワードがあります。

ここでは結婚式の忌み言葉の代表を紹介しておきますので、スピーチの中で使わないようにしましょう。

結婚式での忌み言葉

・夫婦の別離を連想する言葉

別れる、切れる、離れる、冷める

・重ね言葉(再婚を想起させる)

繰り返す、再び、重ね重ね、二度

・不吉な言葉

最後、忙しい、死ぬ、病む

また、文章を入力するだけで忌み言葉をチェックできるツールがありますので紹介します。

縁起の悪い忌み言葉自動チェックツール(クラフトムービー)

緊張しないで話すには?

話す内容は思い浮かんでも、初めての方は多くの人前で緊張して上手く話せないのではと心配になりますよね。

ここでは実際に話して分かった緊張しない方法を紹介します。

結婚式の友人代表スピーチで緊張しない方法
  1. 成功失敗は気にしない
  2. 話す前に緊張をやわらげる動作をとる
  3. 覚えるまで繰り返し練習する
  4. 新郎新婦だけを見て話す
  5. 手紙を読む

①成功失敗は気にしない

自分の中では失敗した!と思うことも、ハッキリ言って、聞き手のほとんどはミスをしたとか内容なんか覚えていません。

そう考えるだけで気持ちが楽になりますよ。

②話す前に緊張をやわらげる動作をとる

どんなに場慣れしている人でも、実は緊張するのです。

上手く話せるコツは話している途中に緊張をほぐせるかどうかなのです。

そこで、緊張をほぐすためのおまじないとして、動作を決めておきましょう。

例えば「ネクタイをさわる」「お辞儀のとき3秒数える」といった単純なことで良いのです。

「人」という字を3回書くやつですね。

一瞬その動作に意識を集中することで緊張をほぐすことができますので、ぜひ試してみてください。

③覚えるまで繰り返し練習する

緊張をほぐすテクニックがあっても、ある程度は内容を頭に入れるという基本ができていなければ上手く話せません。

ですから原稿を作ったら何度も何度も読み込んで、最終的には覚えてしまうくらい繰り返しましょう。

④新郎新婦だけを見て話す

大勢の人が目に入るから緊張するので、新郎新婦だけを見て話しましょう。

その場合話す内容は新郎新婦の紹介ではなく新郎新婦に向けたお祝いのメッセージがメインになりますね。

⑤手紙を読む

どうしても本番に頭が真っ白になるのの不安という方は、手紙を読むのもアリです。

何も見ない方がカッコよく見えるかもしれませんが、伝えたいことを確実に伝える方が重要だと思います。

おわりに

友人代表スピーチをして、自分の結婚式のことを思い出しました。

大事なのは気持ちであって、大親友がスピーチを引き受けてくれるだけで嬉しいものです。

気持ちがこもっていれば、どんな形でも、うまく話せなくてもそのスピーチは成功です!

まずはお祝いの気持ちを最大限に伝えることだけを考えてスピーチの準備を始めましょう。